CREATE WITH TOOL

オブジェクトの重なり

「オブジェクトの選択と表示」の機能を使うことで、オブジェクトの上下関係(重なり)や表示/非表示、ロック/ロック解除を個別に設定することができます。複雑なレイアウトやイラストを作成するときなど、オブジェクトを多く配置するときに重宝します。

オブジェクトを効率よく管理する

「オブジェクトの選択と表示」でできることは、オブジェクトの上下関係を個別に管理すること、各オブジェクトの表示/非表示を変更すること、各オブジェクトの編集の可否(ロック)を変更することの3点です。
PowerPointでは、オブジェクトを作成(または挿入)した順に上に重ねて表示されます。コピー&ペーストなどで複製したときも同様です。そのため、複雑なレイアウトやイラストなどを作成していると、オブジェクトの重なりの管理が必要になることがあります。
右クリックのメニューにある「最前面へ移動」「最背面へ移動」でも調整することができますが、「オブジェクトの選択と表示」では各オブジェクトの重なりをドラッグ&ドロップで変更できます。より効率よく管理するためにも、ぜひ活用してみましょう。

「グループ化」と「名付け」で整理する

「オブジェクトの選択と表示」はオブジェクトの上下関係を管理する機能にとどまっており、Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorなどのプロ用ツールで標準的な「レイヤー機能」には相当しません。そのため、「特定のオブジェクト群をまとめて管理」するためには「グループ化」を活用するのがオススメです。Ctrl+Gで任意のオブジェクトをグループ化できるほか、グループは入れ子にすることもできます(入れ子とは、グループ化したものをさらにグループ化すること)。
グループ化したオブジェクトは、「オブジェクトの選択と表示」で「グループ内のオブジェクトの上下関係」も整理できます。ただし、グループ内のオブジェクトをグループ外に取り出すことはできず、一度グループ化を解除する必要があります。
複雑なビジュアルをつくる際は、グループ化したオブジェクトの数も増えてくるはずです。「オブジェクトの選択と表示」でそれぞれの名前を変更できるので、あとで再編集がしやすいようにわかりやすく名付けもしておくと良いでしょう。

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